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805:第E,5話―――香焼「必然?」 サーシャ「縁(えにし)?」[saga]
2011/10/04(火) 03:35:28.94 ID:cS565wnB0
しかし、店主は静かに首を横に振った。


店主「構わないさ。何でも、好きなモノを一つ……ね」

香焼「何でも好きなモノをって……美味しい話過ぎませんか?」

店主「勿論、それ相応の『対価』は貰ってるから大丈夫だよ」

サーシャ「対価? な、何を? 誰から?」

店主「誰かは言えないけど、とある人物から『寿命』を受け取っている。それでもまだまだ不老不死に近いけどね」ハハハ


この人が、概念的な『何か』に思えてきた。


サーシャ「……仕方ありません。コーヤギー、一緒に」チラッ

店主「あぁ。彼は駄目だよ」スッ・・・

サーシャ「な、何故?」タラー・・・

店主「『対価』は多過ぎず、少な過ぎず……彼が関与したら、彼に所縁(ゆかり)のある何かを対価に貰わなければならなくなる」

香焼「……別に、自分が差し出せるものなら」

店主「うーん……今回、君が『ミセ』に来れたのはあくまで彼女の監督者(パートナー)としてだからね。それ以上はアウトだ」


もはやツッコむまい。
半ば彼のペースに呑まれたのを諦め、サーシャの選択を待つ事にした。


サーシャ「……それでは、失礼します」トコトコ・・・

黒饅頭「何でも良いぞ! わt……どんなに高価なモノを持ってってもヌシは怒らないからな!」ムンッ!

サーシャ「はぁ……何を、ね」キョロキョロ・・・


雑貨……ある意味ゴミ山に融け込むサーシャ。とても奇妙な光景だ。


店主「ゴミか……確かに必要とされなければ、それはゴミになるね。人間一人ひとりからいわせれば、殆どがゴミになるよ」

香焼「まぁ……えっと」ポリポリ・・・

店主「でも日本という国は不思議な処でね……そのゴミさえも神聖化するんだ。知ってるかい?」


九十九(つくも)神とか八百万(やおよろず)信仰の事か。


店主「正解。賢いね」フフフ・・・

香焼「女教皇……姉の受け売りっす」コクッ

店主「聖人か。まぁ彼女自体が殆ど現人神(あらひとかみ)だからね」フフッ


もう彼がカオリ姉さんを知っていようがいまいが驚かない。というか、この人何でもアリな気がしてきた。




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