825:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/10/04(火) 22:17:44.75 ID:cS565wnB0
―――……目を開けて良いよ、という声。
香焼「―――あ、れ?」ピタッ・・・
サーシャ「こ、此処は?」キョトン・・・
空き地。何も無い。ただただ広いそこに、僕らは立っていた。
サーシャ「な、え、待……ええぇ!?」ギョッ・・・
香焼「げ、幻覚……じゃないね」チラッ
サーシャ「え、あ……これ」スッ・・・
サーシャはちゃんと『えんま』を手にしている。
一体何が起こったのか分からないが……もしや転移術式か何かで飛ばされたのだろうか。
そう考えGPSを見るも、場所は変わっていない。
サーシャ「うーん……第1の感想ですが、とても不思議です。きっと彼は凄腕の魔術師だったのでしょう」タラー・・・
香焼「そう捉えるしかないね……あれ?」チラッ
『えんま』が入ったケースから紙切れが飛び出てる。
サーシャ「店主からですね」パラッ・・・
香焼「えっと……『全ては偶然ではなく必然。その然るべく来るモノから逃げてはいけない』……必然?」
サーシャ「改めて第1の予想ですが、仙人か導師の類だったのかもしれませんね」
香焼「あはは。そうかも」クスクスッ
縁があれば、また逢えるかもしれない。
香焼「さて……満足した?」チラッ
サーシャ「ええ。十二分に。良い土産話も出来ましたからね」フフッ
香焼「誰も信じてくれないんじゃない?」アハハ・・・
サーシャ「……じゃあ、貴方と私だけが知り得る第1の秘密という事で」ボソッ
香焼「え?」キョトン・・・
サーシャ「あ、いや、な、何でもないですよ」アハハ・・・///
それなら良いが……とりあえず、丁度良い時間だ。そろそろ約束の場所へ向かおう。
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