866:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/10/07(金) 02:44:42.00 ID:rufkjsd30
―――とある6日目、AM04:00、学園都市第7学区、とある病院・・・・・
五和が出ていき数分後……小さく4回、ノックの音。『どうぞ』と返事をする。
静かにドアが開き……サーシャと、もう一人女性が入ってきた。まるで知らない人である。
香焼「あ、れ?」ポカーン・・・
??『また子供か……ほら、サーシャ』スッ・・・
サーシャ「…………、」ジー・・・
無言のサーシャの背を押し、此方に歩み寄って来る女性。歳は30代半ばといったくらいだろう。
日本人には見えない。気軽にロシア語でサーシャへ話しかける姿を見ると、例の『同志』さんだろうか。
不思議に思っていると、彼女が英語で話しかけてきた。
??「まったく……坊や。此度はクロイツェフ特尉が世話になった。礼を言おう」コクッ
香焼「え、と、とくい?」ポカーン・・・
??「しかし、いや、やはりというべきか。都市潜入員の『同志』……SVR(対外情報局)の馬鹿を探してみて正解だったよ」
香焼「え、あの……貴女がその『同志』さんじゃないんすか?」ポリポリ・・・
??「元々此処に潜入していたSVRの輩は、サーシャから受け取る予定だった『血』を、何やら良からぬ事に実験しようとしていた」フンッ
香焼「え!?」ドキッ・・・
??「尤も、親元をゲロさせてから『粛清』してやったよ……安心しろ。『血』は私の部隊が確実に届けてやる」フフフ・・・
SVRの人間ではないらしい……何者だ。
??「私はソ連のとある士官よ……それじゃサーシャ。何かあれば電話して。既に携帯の使用は可能だから」ノシ
サーシャ「…………、」コクッ・・・
部屋から出ていく女性……残されたサーシャは先程の五和同様、無言で佇むだけ。
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