914:第F話―――香焼「自分は案外……幸せっすよ」[saga]
2011/10/09(日) 04:25:56.48 ID:oiuxRiMq0
兎に角、天草式(僕ら)は『必要悪』の理念ではなく、『貴女(教義)』で動いている。
その事を忘れないで欲しい。『貴女』は『必要悪』とは違い、誇り高く、それでいて何よりも求められているモノなのだ。
神裂「私が言うのもなんですが……狂信者、ですね」
香焼「そうっすね」ハハハ
救われない者に、救いの手を。
神裂「此度の件……組織としては謝りません」
香焼「ええ。分かってます」
神裂「個人的であっても、教皇の立場上謝れないのでしょう」
香焼「無論です」
神裂「しかし……それでは、もう……私が私を許せない」グッ・・・
そんな貴女だから、僕達は惚れ込んだ。
神裂「これでは、あの子(禁書目録)の二の舞になりかねない」
香焼「……姉さん」
一寸、顔を伏せ……そして。
神裂「私は貴方を、守れなかった……ごめんなさい。香焼」グッ・・・
その言葉だけで、自分は救われる。
香焼「ありがとうございます……その御蔭で、サーシャが助かった」フフッ
神裂「……まったく」ポンッ・・・
香焼「え!?」ドキッ・・・///
神裂「少しは……身を労わりなさい」ナデナデ・・・
香焼「あ、ぅ」カアアァ///
これは、何とも。
神裂「このままでは、貴方自身が『救われない者』になってしまいますよ」ジー・・・
香焼「……それで誰かが救われるのなら、本望っすよ」フフッ
神裂「お馬鹿」コンッ
誰に似たんでしょうね。
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