32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/04(火) 00:32:46.22 ID:9qxT9mzlo
律「……」グスグス
紬「…りっちゃん」
律「…何…ですか?」
紬「…私の…第一印象って…どんな感じだった?」
律「…私に聞かれても…わかりません」
紬「りっちゃん、そういうことじゃないの」
紬「高校1年の4月の話じゃないの、今日、初めて会った私のことを今のりっちゃんがどう思ったか聞かせてくれない?」
律「……ちょっと日本人離れしてて…あとおっとりしてそうで…綺麗だし……お嬢様、って感じがしました」
紬「じゃあ、同じことを高校時代のりっちゃんも思ったんじゃないかな?」ニコッ
律「えっ……
紬「…多分、りっちゃんの思い出を戻すのは難しいと思う」
紬「でも、こうやって、1個ずつ、やり直していけば、…軽音部のみんなのことくらいは…思い出せるんじゃないかな?」
律「……駄目ですよ…そもそも私は違う人間なんです」
律「人格っていうのは記憶や経験を元に作られる、それが抜けた私はもう・・・
紬「りっちゃん、そんなことないよ」
紬「…だって今の今まで、私も全然気づけなかったんだよ、りっちゃんがそんな状態だったってこと」
紬「…それはりっちゃんがりっちゃんのままでいたからじゃないのかな?」
紬「だから…みんなに手伝ってもらいながら…ちょっとずつやれば・・・
律「…なんで?」
律「何であなたはそんなに優しくしてくれるの…?」
紬「……昔ね、りっちゃんにいろんな所に連れて行ってもらったの」
紬「…りっちゃんは友達と過ごした何気ない1日だったかもしれないけど…私は違った」
紬「……その日だけじゃない、世間知らずな私に、大切なことを教えてくれたのは…いつもりっちゃんだった」
紬「……澪ちゃんも何となくわかってたんだよ、自分以外で、りっちゃんに助けられたのが私だって」
紬「…ほら、りっちゃん、座って」
律「…?」
紬「えっと、本当は唯ちゃんの曲なんだけど…」
紬「じゃあ聞いて、りっちゃん!」
紬「U&I!」
/////////////
//////////
///////
///
/
36Res/18.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。