過去ログ - 【空中要塞】エースコンバットのSSを書くスレ【トンネル】
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231:黄色中隊の模擬戦[sage]
2011/09/21(水) 00:47:53.48 ID:Hpv0KmHDO
「おいおい5、お前何やったんだよ?」

5は俺たちに次ぐ実力者だった筈だが一体何があった?

<<いやぁ隊長の真上から仕掛けたらいきなりこっち向いて来てさぁ……>>

帰還後に隊長機を診た整備班長が垂直尾翼の先端にペイント弾が付いてたのを発見、塗料の色から5の撃った物だと判明、奴は辛うじて面目を保つ事に成功した。

<<黄13から黄3と4、下から見て誰が今日のMVPだ?>>

「断然6でしょう」

<<よし今日上がった奴らは帰還後、6に何か奢ってやれ>>

<<了解!>>

<<今日の演習はこれで終了、黄13より全機、帰還するぞ>>

<<了解!>>

「よし、俺たちも帰るか!」

「ええ」

俺と4は後ろに振り返り来た時乗ってきたヘリを目指して歩き始めた、その後ろでは編隊を組み直した5機が基地へ向かって旋回する所だった、勿論真ん中の隊長機だけは主翼から雲を引いて旋回していたのは言うまでもない。



この取材から2週間後、雑誌は発売され創刊以来最高の売り上げを記録した、特に反響が大きかったのが黄3を始めする多数の関係者の証言を素にしたメビウスと黄13の事をそれぞれ描いた、2本の短編小説だった、私は直ぐさま取材を受けてくれた全員にお礼の手紙を出した、すると私が出した手紙とほぼ入れ違いに黄3からも手紙が来た。

「アンタの仕事の成果、見せてもらった、特にあの小説、鳥肌モンだったぜ、この本は我が家の家宝として大切にするよ。」

といった感じである、どこまでが本気でどこまでが冗談かは分からないが、雑誌の出来には満足して貰えたみたいだ、私としても今まで携わって来た中での最高の仕事が出来たと思う、これだからこの仕事は止められない、いつかまた、彼らのような人々に出会えるからである。


END


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