過去ログ - 【空中要塞】エースコンバットのSSを書くスレ【トンネル】
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499:YELLOW×YELLOW[sage]
2011/11/05(土) 20:41:00.72 ID:FxA5iRiDO
子供のころ星が降った夜を覚えている、それらが地上に落ちる前に打ち落とす為にむやみに大きな大砲がつくられ、それを目指して怪異(ネウロイ)が攻めて来た事も……

ネウロイは大陸の西の海に巣を構え、沿岸の国エルジア共和国へと攻め込んだ、エルジア共和国は、大陸一の軍事大国で、陸海空全てに置いて最大の量と最高の質を誇っていた。

ネウロイへの切り札である魔女(ウィッチ)もまた、大陸最強と言われていた、しかしあれよあれよという間に首都ファーバンティーが陥落、統制を失ったエルジア軍は国境まで後退し、近隣諸国の軍と合流しISAFと呼ばれる多国籍軍を組織して反撃を試みるが失敗、その後もジワジワと敗走を続け、遂に私とその家族の直ぐそばまで迫っていた。



ある夏の日、私は学校へ向かう道の途中で、空を見上げる。

遠雷のような轟き、はるかな頭上で、飛行機雲たちが互いに回り込みあい複雑なループを描いていた。

そしてそのなかに時折輝く青い光、ウィッチが己と乗機を守る為に張る魔翌力シールドの光だ。

この時私の頭上で繰り広げられていた戦いは、私達を守る為に行われていたのだ。

ウィッチが乗る兵器には魔導ブースターと呼ばれる装置が積まれている、その名の通りウィッチの魔法力を増幅することによって機体や武器の性能を強化することが出来る。

ネウロイは高い戦闘力と自己再生能力を持ち、内部にあるコアを破壊しない限り再生して復活する、しかし魔翌力を付加した攻撃に弱いのだ、それゆえにウィッチこそが対ネウロイ戦に於ける最大戦力とされていた。

美しく遠い空の戦い、私は飽くことなく眺め続けた。


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