過去ログ - 【空中要塞】エースコンバットのSSを書くスレ【トンネル】
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556:アメジスト1[sage saga]
2011/11/10(木) 01:18:50.59 ID:ZVnjjGNDO
妖精が蠍の相手を引き受ける

「……」

「あんたと俺達あの戦争で出会ってるよな?」

前回抱いた疑問をぶつける妖精

「……」

「サイファーの野郎は野生の勘みたいな対応を戦闘でするから人の機動なんて覚えちゃいないが、俺はあんたを『円卓』で見た覚えがある」

「……!」

「確信を持って言える。あんたはあの戦争のエースだよ」

「……っ」


「二人に近づくナ!」

海面スレスレに潜行し、ミサイルが海面に叩きつけられようが気にせず進む原初のクジラ

「艦長!アンタレス1より暗号通信……『プロファクスの戦果2確認した。鬼神がそちらに向かったので作戦通りコンテナ船は放棄し、帰投せよ』です!」

「ウィッチの捕虜が欲しかったが致し方無い。撤退する」

「くっ!あの二人があっちに捕まるのだけは避けなきゃ……ん?回頭だって!撤退するのか?」

「サイファー!遅いゾ!」

「ごめんな。良く持ち堪えてくれた!お陰で二人が捕虜に成らなくて済んだ」

「まあ二人が無事そうだからナ!許してやるゾ!」

鬼神がなんとか間に合い、狐も安心して居るようだ

「サイファー!あのクジラは……逃がしたのか?」

「尻尾巻けないだろうが巻いて逃げてったよ。お前は?」

「こっちも振られちまった……あの娘にな」

妖精は会話の後、蠍にあっさり逃げられたことをそれとなく伝えた

「あの娘って誰ダ?」

「まあ気にすんな。さて先帰ってあいつら帰って来られるようにしようぜ!」

「ああ!」


「ミーナ達も帰投してくれ。あの二人は私が責任を持って捕捉しておく」

「ええ……」

「中佐……行きましょう。燃料が持たないですよ」

「解ったわ」

彼女には開戦よりも前からの友人二人が同時に墜ちたことがあまりにもショックだったらしい

放棄されたコンテナ船が夏の朝日に照らされ、たたずんでいた


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