過去ログ - 純憂「「さるかにがっせん!!!!!」」
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225: ◆GLPLA.M.6I[saga]
2012/04/14(土) 22:42:26.77 ID:VWE2MVbYo


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「子ガニ、おはよう。もう朝ですカニ」

「……ン……ファァァ……おかーさん、おはようぶくぅ」

「はいおはようカニ。さ、もうすぐ朝ご飯だからさっさと支度するカニ」

「はーいブクゥ〜。……あれ?臼さん達はどこブク?」

「あぁ、多分そろそろ戻ってくると思うカニ」

「そろそろ……?」


子ガニは手早く身支度を調えると、外に出て辺りを見回しました

白い砂浜、うち寄せる波、たまり水のある岩場……いつもと変わらぬ見慣れた風景が目に入ります

ですが、肝心の臼達の姿が全く見当たりません


「臼さん達は……どこ……ぶく?」


不安に駆られた子ガニがぽつりと呟いた瞬間


「あ、子ガニちゃんおはようクリ〜」

「え?お、おはようございますブクゥ!……って、栗さんどこに居るのブクゥ?」

「ここ、ここ!ここに居るクリ!!」

「ここって……えぇぇぇぇーーーーーー????????」


子ガニが驚くのも当然でしょう

なぜなら、その声は自分の足下から聞こえたのですから


「く、栗さん!!一体何をしているのブクゥ!?」

「何って……あー、日課の『砂マッサージ』クリ」

「すな……まっさーじ?それって、なんのために、する、ぶく?」

「それはもちろん、美容のためクリ!!」

「びよ……う?」

「そうクリ。砂の粒子がいい具合にマッサージしてくれるんだクリ〜。おまけにここの砂は細かくて丸くて最高クリィ〜!!」

「そ、そう、です、か。えと、もしかして、臼さんも、です、ぶく?」

「いやいや、これをやるのは我々栗一族だけクリ。臼さんは……あ、ほら!あそこの岩場にいるクリ!」


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