過去ログ - 純憂「「さるかにがっせん!!!!!」」
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245: ◆GLPLA.M.6I[saga]
2012/05/13(日) 01:02:50.13 ID:lgXudvNEo


「……ちょうど安全そうな場所だったから、急いで飛び降りたクリ」

「そこに私達が慌てて駆けよって、栗さんの無事を確認して、今に至るカニ」

「はぁ〜、それは難儀だったウニィ」


栗の告白に、ウニは驚くしか出来ませんでした

まさかそんな事が有ったとは、露にも思わなかったからです


「飛び降りるのには慣れているけど、動くところからってのは……流石に怖かったクリ」

「見ている私達だって怖かったカニ。栗さん、飛び降りた瞬間に臼さんの手がぶつかって弾かれたの……覚えてますカニ?」

「……んー、あったようななかったような……よく覚えていないクリ」

「カツーンって大きな音がして……でも臼さんは『もしかして栗さん当たったドーン?』って言いながら走って行っちゃって……めちゃくちゃ焦ったカニ」

「駆け寄ったら、栗さん砂に半分突き刺さっててものすごくびっくりしたブクゥ」

「け、怪我はなかったチク!?」

「前の方は大丈夫だけど……後ろは見て貰わないとわからないクリ」

「じゃぁさっそく見てみるウニ」


ウニは栗の背中をじっくりと観察しました

恐らく砂に突っ込んだ為出来たのであろう細かな擦り傷は多数ありましたが、幸いなことに大きな傷は見当たりませんでした


「ちっちゃい傷はあるけど……どうやら大丈夫っぽいウニ」

「ほっ……なら一安心クリ」

「でも……走ってきた理由がそれだったのなら、私は一安心じゃないチク」

「……どうしてですカニ?」

「回りくどいのは嫌なのでずばり聞きますウニ。……例の『作戦』、失敗しましたね?」

「クリィ!?」「カニィ!?」「ぶくぅ!?」


この質問には三人も驚きました

一言も告げていないどころか、そういったそぶりさえ見せていない筈なのに

何故?どうして?

疑問符だけが皆の頭を駆け巡ります


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