過去ログ - 純憂「「さるかにがっせん!!!!!」」
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252: ◆GLPLA.M.6I[saga]
2012/05/27(日) 14:44:20.67 ID:S0y2eB6+o


ウニはそう叫び、台所の奥へと消えました

残された皆は、突然の出来事に唯々呆然とするしか出来ません


「ウニさん……どうしたのブク?」

「さぁ……。思い出したとか言っていたから何か忘れ物でもしていたのカニィ」

「疲れだとか疲労だとか言っていたから、栄養剤とかかもしれないドスン」

「ハチちゃんでも飲めるのだったらいいクリね〜」

「どんなのでもかまいましぇぇぇぇん……」


疲れ切ったハチを囲んで待つこと数分

戻ってきたウニは、先程とは違い神妙な顔を見せています


「ウニさんどうしたクリ?」

「……今、ハチちゃんの疲労回復に丁度いい栄養剤があったのを思い出して取りに行ったんだチク。……けど……」

「けど?何か問題でもあるドン?」

「恐らく……ハチちゃんにとっては大変な問題だと思ウニ」

「それはまたどうしてカニ?」

「水に溶かして飲む薬なんだけど……いかんせん出来上がる量が……ウニィ」

「どれくらいなのブク?」

「子ガニちゃんでも多いくらいウニ……母ガニさんなら、多分いい具合と思われるウニ」

「なんだ、それ位なら問題無いクリィ」

「それはどうしてチク?」

「臼さんも疲れているから、二人でわけて飲めば大丈夫クリィ」

「なるほど〜、それなら問題無く飲めそうウニィ。じゃ早速用意してくるチクゥ」


そう言い残し、ウニは再び台所へと向かいました

そして、およそ十五分……


「出来たチクゥゥゥゥゥゥ!!!!」

「ハチちゃん!栄養剤が出来たクリ……よぉぉぉぉ!?」

「ろうしたんれしゅぶぅぅん?」

「あ、えと、ちょっと、えいようざいが……くりぃ」


栗が驚くのも無理はありません

満面の笑みを浮かべるウニが両手に持つ大小の湯飲み

そのどちらとも、青緑色の液体で満たされていたからです


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