過去ログ - 純憂「「さるかにがっせん!!!!!」」
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◆GLPLA.M.6I
[saga]
2012/07/10(火) 06:00:43.01 ID:0jENEkYvo
「だ、誰だウキ!?……ってなんだ、いつぞやの臼か……」
「如何にもそうドスン」
臼は素早く身構え、垂直に立てた腕を使いサルとの距離を目測します
結果は、自分の歩幅で十と数歩分
文句なしの位置関係です
「……今日は一体何の用だウキ?」
「……何だと思うドン?」
「さぁてね?……しっぽを巻いて逃げた奴らがしたい事なんぞわかりたくもないッキ」
サルもゆっくりと身構えました
「そうか。……では、お主はこれからどうするドン?」
「どうする……?言っている意味がよくわからんウキ」
「フフッ……それは!こういう事だブンッッ!!」
「な、なにぃぃぃぃぃ!?」
突如後方に現れたハチに、サルは驚愕の声を上げました
その距離約三間
ハチの飛ぶ速さを考えれば、二呼吸する前にここへと到着します
「は、挟み打ちとは卑怯ウキィ!!」
「フンッ!自分がしたことを棚に上げてよくもまぁそんな事を言えるブン」
「クッ……」
痛いところを突かれたサルは思わず顔を伏せ、唇を強く噛み締めました
唇に鈍い痛みが走ります
しかしそれが功を奏したのか、先程まであった焦る気持ちが徐々に静まってゆきました
「さて、改めて聞くが……お主はこれからどうするドスン?」
二度目の問い掛けに、サルはゆっくりと顔を上げて周囲を見回しました
前方には臼、後方にはハチ
周囲は背丈以上に伸びた箒草が茂る草原
しかしそこに逃げたとしても、ハチが上空もしくは草葉の陰から攻撃がしてくると容易に予想できます
ならば残るは?
僅かな時間の中、最良の手を必死に探します
「どうした?答えぬのなら……我々から行くドスン!」
「のぁぁぁぁぁ!!!!ちょ、ちょっと待つッキ!!!」
「待たないドスン!!でりゃぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
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