12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:35:35.43 ID:7L728IKno
「……唯ちゃん?」
「な、なに」
「すっごく顔赤いわよ。大丈夫?」
そんなこと……言われなくてもわかってるよ。
「……さわちゃんのせいだもん」
「え?私?」
「そう!……顔……近いから……」
ゆっくりと目を開けるときょとんとした表情のさわちゃんと目が合った。
するとさわちゃんは急にくすくすと笑い出す。
「何にもしないわよー」
「そ、そういうことじゃなくて!」
「はいはい、わかったから。はーい、目閉じて」
いかにも不服、という感じで頬を膨らませてもう一度目を閉じた。
それからしばらく、私の瞼には色んなものが重ねられていった。
そして睫毛を専用の機械――ビューラーだったっけ、で持ち上げられたのがわかり、最後に何かのケースを閉じる音がした。
「こんな感じでどう?」
ゆっくりと目を開ける。
さわちゃんがいつも使っている化粧台まで歩いて、自分の顔を映す。
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