40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:10:05.87 ID:7L728IKno
「実はさ、唯とさわちゃんが二人でいるとこ、今までにも何回か見てたんだ」
りっちゃんが私とさわちゃんを見たのはあの日だけではなかったらしい。
あの日はたまたま澪ちゃんと一緒にいたから直接確かめてみようということになったらしく、それ以外の日にも目撃はされていたようだった。
きっと、りっちゃんの目には楽しげに笑う私の姿が映っていただろう。
私はさわちゃんと一緒にいる時が何よりも幸せだったから。
「ねえ、りっちゃん……」
「大丈夫。誰にも言ってないよ。もちろん、澪にも」
「そっか……」
気休めにアイスティーを飲む。
氷を入れ過ぎていたせいか、その味は少し薄く感じた。
「なあ……すごく言いづらいんだけど、先生と休日まで関わるってあんまり良いことじゃないと思うぞ。さわちゃんは先生だし……」
「うん……」
「ギターの練習だけなら、学校でもできるだろ?それじゃダメなのか?」
「…………」
「あと……、まさかとは思うけどさ……そういう関係、ってわけじゃないよな」
そういう関係、という言葉に思わず眉を顰めてしまう。
りっちゃんの表現からしてあまり快く思っていないことがわかった。
「……どうして?」
「昨日、さわちゃんの話出したときの取り乱しっぷり、普通じゃなかったから。それで……もしかしたら、って」
「じゃあ、もし……もし、そういう関係だって言ったら……りっちゃんはどうするの?」
「どうする、って?」
「……『別れろ』って言うの?」
85Res/80.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。