41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 03:16:39.62 ID:7L728IKno
愚問だ。
りっちゃんは何にも関係ないのに。
りっちゃんは少し間を空けた後、静かに言った。
「言わないけど、そう思うかな」
りっちゃんは私とさわちゃんを擁護するような綺麗事を言わなかった。
私自身が何を求めていたのかは知らない。
だけど、何だか嬉しくて、悲しかった。
自分でもよくわからない。
「さわちゃんのためにも、唯のためにもそうしたほうがいいって思う。最低でも唯が学校を卒業するまでは」
りっちゃんはまっすぐに私の目を見て言った。
「私だって二人のことは大好きだし、できることなら力になりたいよ。だけど……他は、そう思わない人の方が多いんじゃないか?」
「うん……そうだよね」
「だけどまあ……これは二人の問題だから、二人で一回話合ったほうがいいと思う」
私はりっちゃんと別れてから、すぐにさわちゃんに電話した。
「さわちゃん、ちょっと話がしたいんだ」
『わかったわ。あ……でも今日は少し忙しいから、明日でもいい?』
「……うん、わかった」
ねえ、忙しいって何?
前はどんなに用事があっても、時間を空けてくれてたじゃん。
りっちゃんから聞いた話が頭を過ぎり、悔しさと悲しみが入り混じった感情が込み上げてきた。
あんなに大好きだった人の声なのに、前みたいにどきどきすることもなかった。
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