過去ログ - 唯「さわちゃんと過ごした日々」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:30:19.35 ID:7L728IKno
ぼうっとした頭で天井を見上げてから、ここが自分の部屋じゃないんだってことを実感する。
纏わりつくような暑さに眉を顰めながら、ああもう夏なんだっけとかどうでもいいようなことを考えた。
まあ、それは季節のせいだけじゃないんだけど。

「……ちょっとさわちゃん、暑いよぉ」

「いいじゃなーい。せっかくの休日なんだから。昨日はあんなに甘えてたくせにー」

「もう……さわちゃんの馬鹿」

眼鏡を外しているさわちゃんはいつもよりもずっとずっと大人っぽくて、とっても綺麗だ。
私はどちらかというと眼鏡がないほうが好きだな。

「コンタクトにしたら?」

「えー、どうして?」

この眼鏡結構気に入ってるんだけど、そう言いながらさわちゃんは枕元に手を伸ばす。

その時、真っ白い背中が目に入って、同時に自分の恰好を確認する。
何にも身に着けていないことにやっぱりびっくりするし、何しろ――昨夜のことを思い出してしまう。

いつまで経ってもこの感覚には慣れそうもない。
恥ずかしさと罪悪感が入り混じったような、よくわからない感覚。

――行為をしている最中は、そんなこと全く思わないんだけど。

それに昨日は自分でもよくわからないくらいに動揺して、不安に押し潰されそうだった。
その不安を埋めるために行為に及んだのかどうかはわからない。
不安を埋めるためだけにここに来たっていうのは、さわちゃんに対して失礼だ。

だけど、さわちゃんに会いたくなったのは本当。


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