107:1[saga]
2011/09/18(日) 08:53:22.97 ID:UN7svkXM0
「はい。それじゃあお互いの考えが分かったところで、仲直りの握手をしましょ?」
さやかと杏子はしばらく相手の目を見た。
そしてどちらともなく、スッと左手を差し出す。
ギヂッ!!
互いの手を握った途端、周りに骨や肉が軋む音が微かに響いた。
その音の発生源であると思われる二人は、互いに笑顔を浮かべる。
「あー、何というか悪かったね。緊張しててさ。ちょっとテンパっちゃった」
「いーよいーよ。私の方こそ言い過ぎだった。スマン」
二人とも、他は普段のまま、左手だけが異様に緊張していた。
いや、よく見るとこめかみに血管が浮き出し始めている。
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