141:1[saga]
2011/10/01(土) 20:52:30.32 ID:gq77mqsR0
「………」
「…今すぐとは言わない。よく考えておいてくれ。キミにとって、何が一番大事なのかを」
キュゥべえは窓の縁に上る。カーテンに隠れ、キュゥべえの姿は黒いシルエットになる。
「まどか。君は『舞踏会』にいる誰よりも綺麗で可憐、優雅になれる素質を持っている。
その姿に、誰もが君へと振り返るだろう。---そう。『王子様』までもが、ね。
ワルプルギスの夜という『舞踏会の開催日』は着々と迫っている。
決心がついたら呼んでね。キミが望めばボクはいつでも駆けつけるよ」
そういい残すと、まるでそこに窓が無いかのように飛び去った。
残されたまどかは、下を向いて黙ったままだった。
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