過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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170:1[saga]
2011/10/16(日) 11:46:21.74 ID:NT8qNy6V0


 まどかは仁美に手を差し出すが、仁美がケータイを返す様子はない。
 それどころか、ケータイを操作し、電源を切った。

「…仁美、ちゃん?」

「ふふふ、鹿目さん。これから行く世界には、もうこんなものは不要ですのよ」

 そう言うと仁美はケータイを自分のポケットにしまいこんだ。

「…!!仁美ちゃん!返して!!」

「ダメですわ。そもそもこんな無粋なもの、必要ありませんもの。
 さあ、時間がもったいないですわ。行きましょう」

 仁美は踵を返して歩き出した。その後を、同じく操られている人達が付いていく。
 まどかはゆまへと振り返る。

「まどかおねえちゃん!こっちは大丈夫だから!!さっきの人達を助けてあげて!!」

「はっ!!余裕だねぇ!その余裕が何時まで持つか、見ものだね!!」




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