過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
1- 20
196:1[saga]
2011/10/23(日) 12:05:21.51 ID:P8hJTuya0

「遠慮などせず、起爆させればいいではありませんか。私は構いません。
 私にとって重要なことは、貴女の死による救世であって、私の生死は問題ではないのです。
 自ら幕を引きたいのであれば、どうぞ。
 私としても、それは望ましいことです」

 織莉子は、表情を一切変えずに言った。本気でそう思っているのだろう。

「な、なんでわたしが死ぬことが、世の中を救うことになるの?!」

 まどかは叫んだ。

「そんなの、絶対おかしいよ!! わたしが何をしたっていうの!!」

 織莉子の足が、止まった。

「……あの子からは、何も聞いていないのですか?」

「あ、あの子?誰のこと?!」

「暁美、ほむらですよ。その様子では、何も教えてもらっていないようですね」

 まどかは何も答えようが無かった。織莉子が何について言っているのか、分からなかった。

「いいでしょう。何も知らずに死ぬのは、誰でも嫌ですものね。教えて差し上げましょう」

 織莉子の言葉を、まどかは待った。
 何故自分が狙われるのか、その答えが、やっと分かるのだ。
 それが分かれば、話し合いで解決できるかもしれない。

「貴女は、自分が何かしたか、と尋ねましたね。結論から言うと、まだ何もしていません」

 まどかは怪訝そうな表情になる。
 まだ、とは何だろう。

「これからなのです。これからそう遠くない将来、貴女は-----」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice