過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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236:1[saga]
2011/10/30(日) 12:20:05.57 ID:vrMS+f+W0

「それなら、あっちの公園とかどうかしら。茂みがけっこう深いから、奥に入ってしまえば誰からも見られる心配は無いわ」

「茂み? うーん……。私としては、辺りに何も無い、開けた所がいいな」

 辺りに何も無い所?! ……そうよね。さすがまどか。
 野外プレイは開放感が醍醐味ですものね。こそこそ隠れてだなんて、意味が無い。
 見られても構わない、むしろ見せ付けるぐらいでなければならない。
 くっ! 自分の臆病さが嫌になるわ。まどかを見習って、もっといろいろとオープンにならなければ!

「そうねぇ……。学校の屋上はどうかしら。この時間なら誰もいないと思うわ」

「うーん、屋上かぁ……。確かにそこなら広いね。じゃあ一旦校舎の中に戻ろっか」

「ええ」

 ほむらとまどかは踵を返し、校舎へと戻り、屋上へとあがる。
 屋上へたどり着いた二人は、まず辺りを見渡した。
 やはりというべきか、屋上には二人の他に誰もいなかった。

「大丈夫そうだね。ここにしようかな」

 まどかはそう言いながら二歩、三歩と進むと、ほむらに振り返った。
 まどかは夕陽を背に、言った。

「でね、見てもらいたいものっていうのは、私のことなんだ」

 -----来たぁぁ!!!
 ほむらは心の中でそう叫んだ。
 テンションが一気に跳ね上がる。
 顔に出てしまいそうなのを、辛うじて抑え、表面上は冷静を装っていた。
 まどかにカッコ悪い姿を見せたくない、余裕を見せなければ。
 
「そう。それで、私はまどかのどこを見たらいいのかしら?」

 ほむらは、内心ソワソワしっぱなしであった。
 脱がせた方がいいのか、脱いだほうがいいのか、それとも-----

「あのね、ほむらちゃん。私、-----」

 ほむらは思考を中断し、まどかの言葉に耳を傾ける。


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