過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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240:1[saga]
2011/10/30(日) 12:23:50.03 ID:vrMS+f+W0

 不意に、ほむらの脳裏に、この時間軸での出来事がフラッシュバックされる。

 魔女の結界を使った、呉キリカと美国織莉子の襲撃のこと。
 杏子とゆまが助けに来てくれたこと。
 まどかに契約しないよう、約束したこと。
 カラオケや映画の楽しかった夢のような時間のこと。
 みんなにワルプルギスの夜討伐のお願いをしたこと。
 再びまどかが襲われ、ゆまが全身怪我だらけになりながらも戦ったこと。
 絶対絶命だったまどかをさやかが命がけで救ったこと。
 呉キリカと美国織莉子をこの手で屠ったこと。

 ほむらは、これら全てが、水泡と帰したことを悟った。

 両手で包むように、自分の頭を抱える。

「……ぅううううう」

「……ほむらちゃん……?」

 まどかは、ようやくほむらの異変に気がついた。
 ほむらはまどかの呼びかけに応えない。
 ほむらは耐え切れない様子であり、頭を抱えた手へ更に力がこめられていた。
 血が出るのも構わず爪を立て、髪が乱れるほど横に振り、口からは-----

「ああぁあああぁあああぁぁあぁぁああ!!」

 -----絶叫が吐き出された。



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