261:1[saga]
2011/11/13(日) 09:53:11.48 ID:H8PIVQQB0
「……うん……」
まどかは小さく答えた。
まどかは思った。
何で、こんなことになってしまったのだろうか、と。
こんなはずでは無かったのに。
もちろん、呆れられるかもしれない、怒られるかもしれないとは思ってはいた。
だが、最終的には笑って許してくれると思っていた。いや、思い込んでいた。
そんな保障も確約もないのに、勝手に、ほむらはまどかのすることを何でも許してしまうだろうと思い込んでいた。
ちょっと考えれば、そんなことはありえないと分かるはずなのに。
軽率だった。
計画が、完全に裏目に出た。
ほむらの機嫌を上げておけば、契約のことを話してもそれほど怒らないだろうと考えていた。
だが実際には、ほむらにとって最大振り幅の、極端から極端へ、天国から地獄へ、希望を見せてから絶望を叩きつける形になってしまっていた。
マミの言ったとおり、確かに怒りの度合いは違った。
ただし、最悪の方向で、だ。
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