305:1[saga]
2011/11/20(日) 11:00:06.00 ID:uM86iaGn0
「うん!」
まどかは即答した。本当にそう思っているのだろう。表情も若干緩んでいる。
「だって、私のする事が街の平和に繋がるんだよ。
こんな私だって人の役に立つことができるんだ、って思ったら、何だか凄く嬉しくなってきちゃった。
今までの、何も出来なかった自分が嘘みたい」
一瞬、ほむらは少し寂しそうな表情になった。
だがそれはすぐに消え、まどかに気づかれることはなかった。
「そう、まどかは幸せなのね。それならよかった」
-----幸せ、か。
それが聞ければもう十分だ。
やり直すかどうか、私の意志は決まった。
あとは、ワルプルギスの夜の対処だけ。
それが終われば、私の役目も終わりだ。
「じゃあ私、こっちだから。また明日」
そう言うと、ほむらはまどかに背を向けて歩き出す。
「あっ! ほむらちゃん、ちょっと待って!」
「何かしら?」
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