328:1[saga]
2011/11/27(日) 10:48:59.33 ID:RaOEvMPQ0
*
ワルプルギスの夜を撃破した、その日の夜のこと。
329:1[saga]
2011/11/27(日) 10:50:05.40 ID:RaOEvMPQ0
『まどか。まだ起きてるかしら?』
突如、ほむらからテレパシーが届いた。
まどかはガバッ、と身を起こす。
330:1[saga]
2011/11/27(日) 10:50:51.03 ID:RaOEvMPQ0
ほむらは塞ぎ込み気味だった顔を上げ、一度大きく深呼吸する。
それが終わる頃には表情は凛々しいものに変わっていた。
そして、決意を込めた目をまどかに向ける。
331:1[saga]
2011/11/27(日) 10:51:52.16 ID:RaOEvMPQ0
ほむらは踵を返し、立ち去ろうとする。
数瞬遅れてまどかが追いかけ、そして叫ぶ。
「待ってよほむらちゃん!!
332:1[saga]
2011/11/27(日) 10:52:57.80 ID:RaOEvMPQ0
*
「……さて、と」
333:1[saga]
2011/11/27(日) 10:53:51.72 ID:RaOEvMPQ0
杏子はほむらの肩を掴み、強引に正面を向けさせる。
ほむらの顔を見た杏子は眉をしかめた。
「……おい。目ぇ赤いぞ? 大丈夫か?」
334:1[saga]
2011/11/27(日) 10:54:55.71 ID:RaOEvMPQ0
「……そうね。貴女にはいろいろと世話になったことだし。
それに、終わったら全部話すって約束してたわよね。
いいわ。私が知ってること、全部話してあげる」
335:1[saga]
2011/11/27(日) 10:55:50.25 ID:RaOEvMPQ0
十数分後。
「----以上よ。これが私の知る全て」
336:1[saga]
2011/11/27(日) 10:57:10.78 ID:RaOEvMPQ0
「言ったろ? 真意に話してさえくれれば、どんなぶっ飛んだ内容だろうがちゃんと聞くって。
私は信じるよ。今のお前の話に、嘘は一切感じなかった。
それに、お前の行動に関しても辻褄も合うしな」
337:1[saga]
2011/11/27(日) 10:58:03.63 ID:RaOEvMPQ0
杏子の言葉に、ほむらは俯く。
「……ごめんなさい」
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