過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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375:1[saga]
2011/12/11(日) 11:18:40.23 ID:e+HHFXwS0

「貴女、本当に一体どうしちゃったの? 何か変なものでも食べた?」

「うっせーな。いいから早くしろよ」

「…………」

 マミはソウルジェムを取り出す。その輝きは失われ、濁り切る寸前であった。
 グリーフシードに穢れを移し終えると、マミは綺麗になったソウルジェムを杏子に見せる。

「ほら、これでいいのでしょう?」

「ああ。これからもちゃんと定期的に穢れを取っておけよ。絶対に濁らせるな。
 あたしの用はそれだけだ。邪魔したな」

「ちょっと待ちなさい」

 マミは、踵を返そうとする杏子の肩を掴んだ。

「一方的に捲し立てておいて、説明も無しに帰る気?」

 肩を掴む力は強く、話すまで絶対に放さないという意思を感じさせた。

「…………」



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