過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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406:1[saga]
2012/01/04(水) 13:27:59.04 ID:SjtKh4Fw0

 マミはカップを手に取り、紅茶を一口啜り、静かに戻す。

「何があったの?」

「…………」

「私は、あの時の貴女の願いに嘘は無いと思っているわ。
 でも、今の貴女はそれに疑問を持っている。
 そうよね?」

「…………はい」

「それが言いづらいことなら無理にとは言わないけど、もしよければ話してもらえないかしら?
 私にできることなら、何でも力になるわよ」

 まどかは俯いたまま思案しているようだ。
 しばらくすると、ゆっくりと顔をあげ、マミと目を合わせる。
 その表情はひどく陰鬱そうだった。

「先ほども言いましたけど、あれから今日までの間に私のした事って、魔女と使い魔を一体ずつ倒しただけなんです。
 本当に、それだけなんです。他には何も出来てなくて……。
 これなら私がやらなくても、マミさんや杏子ちゃん、ゆまちゃんなら簡単に----それこそ片手間に退治しちゃえるんじゃないかって……
 守りたくて契約したのに、私、全然守れてないんじゃないかって……」

「…………」

「それと、これは私の勝手な想像なんですけど……私が契約しなかったら、ほむらちゃんはずっとこの街に居てくれてたんじゃないかなって思うんです。
 私が……約束を守っていれさえいれば……」

「…………」




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