408:1[saga]
2012/01/04(水) 13:29:59.76 ID:SjtKh4Fw0
マミのはっきりとした、冷酷とも取れる言葉に、まどかは少したじろぐ。
「それにしても、背後からいきなり、ねぇ……
その襲ってきた魔法少女の、何か----顔や特徴は覚えてる?」
「……すいません。はっきりとは覚えてないです。
ただ、見たことのない人だったので、多分、他の街の魔法少女なんじゃないかな、と思います」
「他の街の、か……」
マミは一旦ケーキへと視線を落とし、それを一切れ口に運び、紅茶を啜った。
そしてカップを置くと、こう言った。
「もしまた襲ってきたら、その魔法少女を返り討ちにして、その子の持ってるグリーフシードを頂いちゃいましょう」
「…………え?」
まどかは自分の耳を疑った。
今、マミさんは何て言ったの?
グリーフシードを頂く?
それはつまり、相手の持ってるグリーフシードを奪うの?
いやいやまさか!
マミさんはそんなこと言わない!
何かの間違い----そうだ、私の聞き間違い、勘違いだ。
きっと私は、マミさんの言いたかったこととは違う意味で聞いてしまったに違いない。
ちゃんと確認しなくちゃ----
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