過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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415:1[saga]
2012/01/04(水) 13:36:57.58 ID:SjtKh4Fw0

 ほむらの名が出た途端、まどかの脳裏に、ほむらと共に過ごした一ヶ月間が浮かび上がってきた。

 転校初日の、意味の分からなかった忠告。
 魔法少女、そして魔女のこと。
 織莉子による襲撃。
 契約時の、ほむらの慟哭。

 それらの記憶と、今聞いたばかりのソウルジェムの秘密----魂はこの宝石に入れられてしまったということと、濁りきったら魔女になってしまうこと----が重なった。
 そしてまどかは理解した。
 契約したことを告げた、あの時のほむらの言葉の意味が。


『お願い……まどかの手で、私のソウルジェムを壊して……』


 ほむらは、自分の命を絶とうとしていたのだ。
 しかも、私が原因で、だ。
 最後の望みとして私の手で死ぬことを選び、私はそれを拒否したためそれすら叶わず、失意の中で自決しようとしたのだ。




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