過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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491:1[saga]
2012/01/29(日) 12:11:30.94 ID:6kqct4zw0

 マミはマスケット銃の銃口をまどかへ向ける。
 まどかは、

「…………マミ、さん……」

 少し俯き、悲しそうな表情を浮かべる。
 そして、マミに背を向け、魔女の方へと歩みだす。

「……!! か、鹿目さん?! 一体何のつもり?!」

「あの魔女を、倒します」

「だ、ダメよ! 私の話を聞いてなかったの?!
 あの子の使い魔がグリーフシードを孕むまで待って!!」

「でも、それまでに一体何人の犠牲者がでるんですか?
 そんなの、私は見過ごせません」

 まどかは歩みを止めない。
 マミの、銃を持つ手が震える。
 引き金に指が掛かった。その指先も震え、トリガーがチキ、チキ、と音を鳴らす。

「私達魔法少女は、グリーフシードが無いと生きられないのよ?!
 し、仕方ないじゃない!!」

「私達魔法少女は、魔女の手から人々を守るのが使命。
 ……これは、マミさんが教えてくれたことです」

 まどかは弓を構え、ヨタヨタと菓子を食べ歩いている魔女に狙いを定める。

「……やめて!!」

  マスケット銃の引き金が引かれ、撃鉄が作動し、銃口から弾丸が飛び出した。



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