過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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496:1[saga]
2012/01/29(日) 12:16:16.63 ID:6kqct4zw0

「ちょいと話が逸れちまったが----そんな訳で、もういいんだ。
 もう、ほむらが帰ってくることはないんだ。
 もう、そんな辛い思いしてまで、アンタが約束にこだわる必要は無くなったんだ。
 だから----」

 それまで下を向いていたまどかが、顔を上げる。
 その表情を見た杏子は、言葉を失った。

 感情のまったく読み取れない、無表情と表現するのが適切な表情なのだが、ただ一点、目だけが限界まで見開かれていた。
 その瞳は瞳孔が大きく開かれており、目があった杏子は、その瞳に吸い込まれそうな感覚と酷い悪寒に襲われた。

 ヤバイ! 離れろ!!
 杏子の本能がそう告げる。

 杏子は後ろへ飛び退く。
 まどかは体を揺らすように立ち上がった。
 そして、



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