550:1[saga]
2012/03/04(日) 15:55:11.51 ID:7s5pwasZ0
「……それでぇ?
空気を読めるほむらさんは、まどかに一体何をしようとしていたのかなぁ?
ほぉら、お姉さんに経緯を頭から話してごらん?」
さやかの怒りを抑えた、大人になりきれていない作った口調に、ほむらは鼻で笑ってから言う。
「私は、貴女でさえ知りえないまどかの秘密を、直接本人から聞いていたのよ」
「ほうほうほう、まどかの秘密とな」
「ええ。まどかが何故『散歩』をするのか、その理由が分かったわ」
「そっかー。理由が分かったの----って、ええええええ?!!!」
驚きのあまり、さやかは怒りも忘れて叫んだ。
「何で?! どうやって?! 一体まどかに何をしたのさ?!」
「ふっ。秘密よ」
そう言いながらほむらは髪をかき上げる。
その仕草に、さやかは再び腹を立てた。
さやかはほむらの肩を強く掴むと、
「いいじゃんかよぉー!! 意地悪しないでさぁー!! おーしーえーてーよー!!!」
その細い体を激しく揺さぶりだした。
ほむらは揺さぶられるまま、激しく首を振られる。
「ち、ちょっと、や、やめ、やめて、話す、話すから……うっ……」
あまりの気持ち悪さにほむらが口に手を当てたところで、ようやくさやかは手を離した。
ようやく開放されたほむらは、一度深呼吸し、ベットに腰掛けると、手短に説明を始めた。
さやかは椅子に座り、ほむらの話に耳を傾けた。
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