560:1[saga]
2012/03/04(日) 16:05:10.33 ID:7s5pwasZ0
「……ほむらってさ、なんてゆうか----犬みたいだよね。それも、よく飼いならされたヤツ。
飼い主のまどかにどこまでも尻尾振りながらついていって。
そんで撫でられれば喜んで。
きっとこの調子なら、外敵が来れば吠え立てるんだろうし----」
ここまで言ってさやかは、ほむらのとても驚いた表情に気がついた。
「----ああっ! 誤解しないで!
別に貶してる訳じゃないんだって!
なんか子犬みたいで可愛いなって思ったんだよ!
それだけなんだってば!」
自身の発言でほむらが傷ついたと思ったさやかは、慌てて弁解をする。
ほむらは、別に貶してるなんて思ってないわ、と返した。
事実、ほむらはそう思っていない。別の理由がある。
ほむらが驚いた表情を浮かべたのは、犬みたいと言われて、妙に納得している自分自身に対してであった。
さやかの言ったとおり、まどかに尻尾振りながらついていくだろうし、撫でられれば嬉しいし、外敵----特にキュゥべえが現れようものなら速やかに排除するだろう。
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