過去ログ - ほむら「…まるで犬のようね」
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63:1[saga]
2011/09/10(土) 17:03:10.50 ID:QHjvi9XB0

「ちっ」

 杏子は苛立ちを隠すように、菓子箱からスティック菓子を一本取り出し、口にくわえる。

「……ゆま。そいつのケガ、治してやんな」

「うん」

 ゆまはほむらの右腕を拾うと、その腕をほむらの切断面にくっつけた。

「…え?」

 くっつけて僅か数瞬。ほむらの腕は完全に接着していた。
 ほむらは指先が動くことに驚愕する。

「こんな短時間で骨や筋肉、神経まで繋がってる?!」

「わたしの魔法は、治癒魔法っていうの」

「これほどまでに治療に特化した魔法……貴女、契約で誰かの治癒を願ったわね」

「うん。キョーコのケガを治してって」

「おい!余計なことは言うな」

 杏子がゆまに制止をかけた。


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