44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/29(月) 11:50:11.16 ID:PjuOVipoo
どうすればいいのだろうと、脳裏に再び言葉が過ぎった。
叫びだしたい衝動を抑え付け、彼は歯を食いしばった。
――どうやって、この悲しみをやり過ごせばいいんだろう。
他力本願かもしれない。図々しく身勝手かもしれない。
それでも彼は、自分をここから救い出してくれる神様のような存在を求めていた。
次に彼が目を覚ましたとき、昼下がりと言ってもいい時間だった。
いつのまにか眠ってしまったらしいが、起きていたとしても何かをできたとは思えない。
むしろ、眠れたことで頭がすっきりとして、思考が理路整然とした。
眠る前の自分の思考を追いかけて、さまざまな矛盾や暴論が連なっていたことに気付く。
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