121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/02/10(金) 20:18:44.10 ID:Mt4GOwRA0
蜂「ビィィイイイイ!!」ヴヴヴヴヴヴ・・・!
風を巻き起こす羽音が接近してくる。
誤って翅に触れれば、怪我をしてしまう。針以上に厄介な武器が、あの巨大な翅。
だが当然、相手の針より、翅より。先に届くものは、こちらにある。
村人「おら、お前で最後だクソバチ」トス
蜂「び…」
村人「昆虫相手は楽でいい…関節の間に剣を刺せば、こうして簡単に動きを止められるからな」
蜂「ビ・・・ビビビ・・・!」
でっぷりと太った尻の外殻の間は大きい。
近づくそこを狙って剣を刺し込むのは、実に容易い。
村人「お前に恨みはないが、召されてもらうぜ」
村人「火葬でな」ボッ
剣が赤い火を纏う。
蜂「キュイィィイ・・・」
外殻の内側から燃やす炎に対して、夏の暑さにも耐えがたい昆虫が平気であるはずもない。
炎を出してからは、ものの数秒でコンガリだ。
村人「…ふー、一丁あがり」
村人(結構退治したな…70くらいはやったか?)
村人(剣に灯した火に、わざわざ突撃してきやがる…馬鹿な相手で助かったな)
村人「…さて、帰るか…疲れた疲れた、あー、帰って風呂入ろ」
こんがり焼けた死骸を背に、軽く肩を回しながら帰るとしよう。
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