210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/04/11(水) 19:32:54.33 ID:Xc6OUb7/0
男「実は今日は、君に渡したいものがあって……」
村人「おい、待て待て」
男「……なんだ?」
村人「俺には親戚も家族もいないぞ、友人もほとんどいない」
男「なんだ突然、悲しいカミングアウトだな」
村人「いや、だから俺に何か荷物あるとお前は言うが、そんな相手は俺にはいない」
男「そんなはずはない、現に私はこうして、君宛のメッセージ便を預かっている」
村人「メッセージ便?んな馬鹿な」
俺宛のメッセージ便だと?そんなはずはない。俺にはもう両親いないし。
それに、俺の知り合いでメッセージ便という、高度な技術を用いて物を伝えようなんて輩はいない。
冥土から寄こされる物はあっても、現世で寄こされるものはないはずだ。
男「さあ、受け取ってくれ、これで私の任務は終了する」
村人「ま、まてまて、せめて本人確認くらいしたらどうだ」
男「本人確認?」
村人「そうだ、本当にその宛先は俺で合っているのか?」
男「ん?お前の名前は“村人”ではないのか?」
村人「……合ってるけどさ…」
心当たりが無さ過ぎて怖くなってくる。
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