241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/04/26(木) 19:38:26.46 ID:6/xV+LzB0
「まだ盗賊は見つかっていない?」
「一人もか……結局どのくらいの人数だったんだ?」
「まだこの町に?」
少女(……?何の話?)
賑わいは活気づいたものとはまた別の雰囲気を漂わせていた。
ほぼ密集する人込みを強引に掻き分け、抜けたその先に答えはあった。
少女「ここが、銀行……っ!?」
簡易な細い金属杭とロープによってつくられた結界。
立ち入り禁止の文字と、その中で動く褐色のローブ姿の作業員たち。
「おいおい、説明してくれよ!金庫は無事なんだろうな!?」
「俺の預けたものは!?!」
「復旧はいつなの!?早く窓口を開いてよ!」
怒声や不満の飛び交う中で彼女が見たものは、半壊した銀行だった。
少女「これは…何が……」
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