289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/05/16(水) 18:46:13.58 ID:aHCv2zuz0
傭兵「その木箱は空だ」
村人「何?」
剣を返して握り、斧の要領で横たわる木箱に振り下ろす。
村人「はっ!」
ずとんと落ちた剣と木箱の蓋。
足で踏み、箱の中身を見てみると……。
村人「……確かに何もない」
傭兵「この箱はダミー、本物は別にある」
面倒なことをしてくれるじゃねえか。
しかし、面倒なことを仕掛けるということは、それだけ用心しているということ。
これで信憑性は高まった。
村人「……そうか、じゃあその本物はどこにある?」
傭兵「い、いや、だから待て!どうしてそうなるんだ!」
村人「どうして?そんなの知るか、サファイアだぞ、サファイア」
傭兵「……?サファイア……?」
この国に居たんじゃ絶対に手に入らない宝石だ。
いいとこの大通りの露店を何日も何日も、根気良く巡回していれば出会えるかもしれないが。
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