311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/05/28(月) 19:20:24.55 ID:apCJLQRj0
土ぼこりが舞う。
『はぁ、はぁっ!』
落ちついたねぐらに、三体の機人が飛び込んできたのだ。
舞いあがった埃を鬱陶しそうに見つめる盗賊の一人が、片手を振りながら三人組の方に顔を向け、顰める。
一人の盗賊は、肩を担がれていた。
『オイ、あいつらやっぱ賊だ!間違いねえ!』
『どうした?何があった?』
『中年のジジイから奪おうとしたが……くそ、ダミーな上に、やられた』
『そっちも失敗したのか?』
『第三の勢力かもしれねえ、わかんねえが闖入者が来やがった』
第三。それを聞いて、場は落ちついた呼吸を待った。
『…とんでもねぇ剣士がいやがった、助太刀だか横取りだか知らねえ、とにかく奪いに来た!』
『なるほど、他にも同業者がいりゃあ間違いねえ』
(そうか、なら……小娘ェ、仕返ししてやるぜ……)
(必ず!テメェらから奪ってやる!)
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