337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/07(木) 18:36:32.93 ID:T96GaoCa0
『この人数!……既に15人のトカゲ(盗賊)がお前を囲んでいる』
ざりざりと砂利を蹴る足音は、俺達を囲むように展開される。
『……何も持っちゃいねえようだが、お前ら関係の奴は全員皆殺しにさせてもらうぜ?』
『助けを呼ぶか?呼べねえよなぁ……ケケケ、同業者だからなぁ?ケケケ』
村人(……ん?同業者?)
傭兵「お、おい、本当にこの数……!大丈夫なのか!無闇に攻め込んで……!」
村人「うっせ、今考え中だ」
同業者、奴らは今同業者といった。なんだ?俺らは盗賊か?
勘違いも甚だに……ん?勘違い?
村人(……)
『さあ……覚悟は!できてるんだろうなァ!?』
盗賊達の腕の側面が開かされる。アームナイフが勢いよく飛び出ると、考えをまとめているわけにもいかなくなった。
村人「…ああ、きやがれ!」
『良い覚悟だ』
『……かかれッ!!』
『キェェエエエエ!!』
『キェエエェエエエエ!!』
姿勢を低く、一斉に走り寄る、まずは5体。
されど2に対しての5。搦め手としても、十分猛攻と言える勢力だ。
傭兵「おい、来るぞ!構えろっ!」
村人「チッ……釈然としないが、いくぜ!」
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