368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/14(木) 19:33:08.73 ID:fQYtCsPq0
(くそ、なんてガキだ、火、岩、水……3種も属性を使いこなすとは)
(いや、3種か?もしかしたらもっと……)
鋼鉄の躯がまたひとつ、地に落ちる。
『ぐぇ……』
その邪魔な脚を蹴っ飛ばし、残党の前へ進み出る。
村人『さて、あとは……んっんー、6人か、半分は片づけちまったな』
『……この野郎』
傭兵「ふっ、ふっー……俺も2体、のしてやったぞ!」
村人「へー」
傭兵「え、それだけかよ」
もうちょっと奮闘してもらいたかったが、まぁ死んだり死にかけてたりしないだけマシなもんか。
ここまで戦えれば、残りの覇気少ない奴らなど相手にならないはずだ。
村人「どうする?逃げるなら今のうちだぜ?」
剣を振って風を鳴らす。
イシリエの唱、第四小節が虚空に響いた。
村人「俺らは半分倒せる、つまりもう半分だって同じように倒せるってこった」
『舐めるな……俺をそこらに転がってる奴と一緒にしてくれるなよ』
村人「見た目が一緒なら力も一緒だ、俺はお前を、お前の仲間と同じように、一撃で倒してやる」
剣を構える。
肩の調子が良い。相手が何をしてこようが、いつでも対応できる気分だ。
『やってみるか?ガキ』
村人「やってやるぜ、トカゲ野郎」
『いいだろう……ケケケ!お前ら!捕まえろッ!』
村人「!」
『がぁあぁあっ…!』
迂闊。としか言えなかった。
足下に転がる鋼鉄の機人達が、最後の力を振り絞って俺らの脚にしがみついてきたのだ。
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