過去ログ - 村人「めんどくせえええええ」
1- 20
375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/17(日) 22:00:04.14 ID:TtqVPGx/0

『さあ、死ぬ前に言いたい事を……』

村人「うるせぇ、緑ハゲ」

『……』


右腕を前に向けたまま、ぴたりと動きが停止する。

俺の言葉は、反動の揺れを殺すこともできないほど、頭にずんと刺さったようだ。


村人「集団で、機人になって、不意をついてやっとのことで、このガキとおっさん二人を殺れるってか?情けねえ」

『……』

村人「得意げになる方がバカバカしいと思わねえのか?…思わねえか、そのハゲた緑の格好じゃあな…」

『なあいい加減に黙ろうぜクソガキ』


語調が余裕を無くした。

感情は怒りに塗りつぶされ、そのままに腕を俺ののど元に差し出す。


『どうやら!お前は!?自分の立場ってもんをわかっちゃいねぇらしいな!?』

村人「…へえ?」

『いけすかねえ、いけすかねえよお前……とことん苦しませてやるぜ……生きてきたことを後悔するくらいになァ!?』

村人「……やれるもんならやってみたらどうだ」

『少しは大人しくなったな?ん?だが俺の怒りは鎮まらねえ』


鋭い刃が俺の上着に触れた。


村人「……」

『まずは手始め、その右腕から……!』


地を蹴り前へ出る。

すぐさま蹴って、横へ跳ぶ。


それは地上に存在する、おおよそほとんどの生物以上の速度と機動性でもって、複雑な軌道を描き、戦場の中心へと躍り出た。



少女「落とさせてもらうわ、“ギロチン”」

『あ?』


二枚の短剣が十字を成して擦れ合う。

滑らかに動く刃が重なった時、二乗の力は隙だらけの鋼鉄のそれを、容易く切り裂いた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/365.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice