377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/17(日) 22:13:43.77 ID:TtqVPGx/0
傭兵「! お、お前」
少女「助ける」
『ま、待て!一歩も動くな!動けばこの足を』
常人ではない動きで素早く予備ホルスターの柄を拾い上げ、抜き放つ動作とほぼ連動して、鋭い鉄片が空を切った。
『ぎェ』
『うご』
二本のナイフが寸分も狂わず、足下の盗賊二人に突き刺さった。
少女「ナイフを投げただけ、動いてない」
傭兵「あ……ありがとう」
村人「ふー、何が何だか……が、しかし」
『!ひ……』
『や、やるってんなら』
構えが怯えているのは、脚を見ればすぐにわかる。
村人「あと3人、こっちも3人になった」
『だ、だから…』
村人「選べよ、このままやりあって3秒でゼロ人になるか、尻尾を持ち帰って逃げ帰るか」
剣で隅の鉄塊を示す。
『痛ぇええ……腕が、腕……俺の、腕……』
村人「リーダーもなんだか意気消沈のようだが……どうする?どっちでも構わねえけど?」
『……』
『……そりゃ、もちろん』
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