380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/06/18(月) 18:20:26.09 ID:mprgYDms0
村人「すっげー、やべぇなあの足の速さ」
仲間を抱えて、瀕死状態の奴も這いずるようにして逃げかえっていった。
本来ならば逃がしちゃならない相手なんだろうが、面倒事はごめんだ。
傭兵「に、逃げていったか……良かった…治療に専念できるぜ、いたた」
少女「…刃が少し、潰れた」
誰にしたって、これ以上敵対するのは宜しくなかったようだしな。
村人「仲間まで尻尾切りにしない、そこはトカゲと違うところか」
少女「……」
盗賊の情けない後ろ姿を見送っていると、ふと、べたつくような視線に気付く。
村人「ん?どうした」
少女「……」
小さな女が俺を見ていた。俺よりも2、3は年下であろう、紺髪の少女。
少女「……あなた、チームにはいなかったけど」
村人「チーム?何の」
傭兵「あ、ああ…少女、よく聞いてくれ、こいつはだな」
おっさんの口から、今までの複雑な状況説明がなされた。
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