434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/07/09(月) 19:12:35.01 ID:RYGWwL010
騎士「見てください、この報告書の数を」
机の上に勢い良く束を投げると、それは机の端まで勢い良く展開された。
端に見える目が痛くなりそうなほど小さな文字が、書類達の情報量を示している。
王「すごい」
騎士「感嘆の声を漏らしている場合ではないです、これは全て凶報です」
王「……なんだと」
まず上の一枚を手に取り、題を眺める。
確かに、穏やかではない。
王「これ、見ても良いか?」
騎士「それがあなたの仕事です」
王「いや、だからごめんって」
一枚、二枚。三枚目からは手が早まり、それぞれに浮かぶ数字と日時を追った。
頭の中に足し溜めた数値に、冷や汗が流れる。
王「……」
騎士「…おわかりいただけましたか?」
王「……将軍、これは本当なのか?」
騎士「ええ、もちろんです」
あくまで冷静に将軍は肯定する。
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