446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/07/17(火) 20:53:44.71 ID:UzvlYXTq0
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騎士「はっ、はぁっ…それで、魔導士保護の件と併せてですが…はっ」
王「い、痛い、しびれる……謀反だ、これは謀反だ…」
騎士「はぁっ…保護しているだけでは、おそらく、埒が……あかないのでッ」
一気に息を吸い込み、吐く。
騎士「……こちらから何か、攻める策を……ふうっ、考えてるところです」
王「……攻める」
襟のこげをはらりと落として、王の顔が将軍を見上げる。
騎士「はい、攻めます、守るだけでは敵を倒せません」
王「敵?敵とはなんだ」
騎士「もちろん、今回の事件の裏で暗躍する……“何か”です」
王「何か」
騎士「はい」
ふむ、と煙混じりの咳をつき、下向きに考え込む。
王「……“何か”が何か、お前はわかっているのか?目星は?」
騎士「何もわからない、だから“何か”なのですよ、王」
王「全く尾も雲も霞みも掴めん相手だ、攻めようがない」
騎士「はい、なのでまずは……」
王「探す」
騎士「その通り」
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