661:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/10/23(火) 20:44:10.19 ID:abgv8H8X0
少女(呆れるくらい隙が無い……さすがは斬竜と呼ばれるだけのことはある)
少女(きっと長い二足歩行生活が脳おの容量を育んだのね……いえ、今はそんなことどうでもいい)
余計な思考を排除して、目の前の敵を討つ策を練らなくてはならない。時間がないのだ。
少女(……両腕に備わった鋭い刃、あれをどうにかしないと近づけない)
少女(武器のリーチは、相手の腕が長い分こちらが不利……ただしこちらは防御さえできれば相手の隙をついて接近攻撃に持ち込める点で有利)
少女(……けど、やっぱり後手は辛い……相手の先手の一撃で決まってしまうかもしれない)
少女(先手の一撃をまともにもらえば、私は死ぬ)
少女(それを避けて、踏み込んで……この双剣で相手の首元でも“狩る”ことができれば――)
少女(――勝てる、それしかない)
考えがまとまった瞬間に、竜の痺れは切れた。
竜「ぉお、ォおおォオオおん!!」
飛びかかる巨体は素早く、逃げる事は叶わない。
対処はただひとつ。迎え撃つのみだ。
少女(やるしかない!)
少女(相手の攻撃をどうにか対処できれば……私の勝ち!)
竜の凶器の腕が振られた。
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