684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/06(火) 18:15:13.80 ID:vBhDDnnb0
角質の塊を宙に放り、捕る。緩慢に歩きながら、それを繰り返す。
斬竜の硬い角質は生き物としての武器ではあるが、栄養価が高く旨みも凝縮されているのだとか。
とはいえ燻して削らなくてはとても食えないものだそうで、それまではただただ、役立たずの塊である。
林に飛び込んで死闘を繰り広げて、手に入ったものは結局これだけだ。
やれやれだ。これだから嫌なんだ。
村人「……」
少女「良かった」
村人「何が」
少女「私はあなたのことを誤解していた」
村人「だから、何がだよ」
少女「あなたは良い人」
村人「当然だ」
少女「いいえ、そういう意味ではない」
村人「……お前と話してると、何か面倒くせぇな」
少女「そう?」
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