731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 17:16:41.66 ID:UiLg88LJ0
少女「……ねえ、さっきの話はどういう意味だったの?」
村人「お前は知らなくていい」
少女「? 気になる」
村人「気にならなくていい」
木札と同じ番号が記されている戸を開けると、そこは古い木の香りがする部屋だった。
滅多に拝めない畳が敷き詰められている。夜に暖炉無しでも、なかなか暖かそうである。
村人「ここだな……ん、良い部屋だ」
少女「そうね、手狭だけど十分」
村人「寝るには十分過ぎるだろう、適度に飯を食うスペースもありそうだ」
少女「ええ」
適当な場所に重い荷物を下ろし、肩が大きく息を吐いたような気がした。
まったく、チョウイモの収穫でもここまで肩は痛くならんだろうに。
旅ってのはままならないもんだ。
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